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双辺太極拳のはじめの部分です。立ち方、動き方に特徴があります。
形意拳・八卦掌の要素が入っている太極拳です。 全身の協調力を養うのに優れています。
詳細はコンセプトよりご覧ください。

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2014年11月28日

めまい対策  乾布摩擦・鍼灸治療


 高齢者の方には めまいやふらつきを訴える方がよくいます。脳外科的な問題やメニエール等の明らかな原因はなく特別な治療もしていないが、鍼灸で治らないかという相談を受けることがあります。明らかな原因疾患がなく、自律神経の不調が原因の時には鍼灸はよく効果を示します。
 
以前、母が強いめまいと嘔気・嘔吐で1週間ほど寝込んだことがありました。
病院では起立性低血圧との事でした。気候の変動などで体調を崩し自律神経の状態が良くないというような、説明を受けました。その後、2回ほど同様の症状が出たために、鍼灸での治療と並行して、積極的に身体を鍛えるという方針を取ることにしました。
 行う事は、①気功 ②排打功 ③冷水摩擦・乾布摩擦
気功はご存じのように手軽で身体の負担が少ない鍛錬方法です。今回行う気功は足は動かさずに、立ったまま手の動きと腹式呼吸で体を鍛えるものです。
排打功は中国武術の鍛錬1つで、掌や拳で身体を打って鍛えるものです。今回は健康法として行うので、強い痛みは感じない程度に掌で背部と上下肢を叩くようにしました。
乾布摩擦は寒い期間に行いました。暖かくなってからは冷水摩擦を行いました。タオルで
背部・腹部・上下肢をこすります。

 いずれの鍛錬法も、皮膚を鍛え、血行を促進して、自律神経の調整を行うものです。
こうした健康法・鍛練法は、身体全般の調子を整えて健康な身体を得るのに良い方法です。
無理なく毎日行えて、特に道具や場所にこだわることもありません。ただ、難しいのは
気功等は本やDVDを見てもなかなか習得は出来ず、それなりの先生が必要なことです。
幸い、今はフィットネスが割とどこにでもあって、スタジオレッスンで気功やヨガをやっているのでその気になれば、習う事は難しくありません。
 高齢者のめまいやその他の不定愁訴などにも、気功やヨガは有効です。ウォーキングも良いですが、ある程度技術が必要な気功などを行う事で、単に筋肉を鍛える、というレベルではなく、全身の調整力を高めることが出来ます。転倒しにくくなるのはもちろん、手足のコントロールが良くなり日常生活全般に良い影響を与えます。お勧めの健康法です。
  

Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 22:50Comments(0)医療・健康

2014年11月27日

魔女の一撃  恐ろしいぎっくり腰?

 ぎっくり腰の事を「魔女の一撃」という国もあります。それほど恐ろしく痛いという事でしょう。ぎっくり腰は珍しくは無いので、ご自身が体験された方も多いことと思います。
 ぎっくり腰 というのは通俗名称です。「いわゆるぎっくり腰」という事です。急性の腰痛、特に、身体を急に捻ったり重い物を持ったりした時に起きる腰周辺の痛みを、一般的に「ぎっくり腰」と言います。

★原因・・・いわゆるぎっくり腰ですから、実際はしっかりした診断名があります。それがそのまま原因です。
① 椎間関節性腰痛 ~椎間関節というのは、積み重なった背骨の左右にある関節です。この関節は椎間板同様に背骨の間の支持と連結をしています。ここが加齢などで変性すると、神経が多くあるので、腰痛の原因となります。
② 筋・筋膜性腰痛 ~筋肉や筋肉を包む筋膜、またそこを貫く神経の変性が原因の腰痛です。この腰痛が急に出た時には、筋・筋膜が伸びていたり部分断裂が起きています。炎症によって循環障害も起こしており、ぎっくり腰の代表的なものです。
③ 腰椎椎間板ヘルニア ~ヘルニアの症状が急に発症した時には、ぎっくり腰の1つとして考える人もいます。ヘルニアの症状が激しい腰痛だけの時には、他の疾患との鑑別が難しいからです。むろん、MRIなどでヘルニアと確定診断されれば、腰椎椎間板ヘルニアはぎっくり腰とは考えません。

★治療・経過・・・安静と固定が大切です。当初強い痛みがあって立つ事もやっとな場合でも、数日で少しずつ痛みが軽減します。それでも、無理をしないで身体をいたわりつつ動いて下さい。
コルセットなどをした方がいい場合もあります。無理せずに養生すれば、1~2週間で日常生活はこなせるようになります。できれば、整骨院や整形外科などで治療と相談をしながら、仕事復帰を考えるといいでしょう。
 鍼治療は、ぎっくり腰には有効です。ぎっくり腰に効く「腰痛点」という名のツボがあるくらいです。鍼をすることで痛みはかなり軽減します。1人ではほとんど歩けなかった患者さんが、帰りには1人ですたすたと歩くようになる事も珍しくありまん。しかし、痛みが取れても、傷めた組織の回復には相応の時間がかかるので、ある程度の安静は必要です。椎間関節に組織が挟まれて痛いような時には、整体で1回の施術ですっきり治る、という事もありますが、それはそうそう多くは無いので、1回の治療で何もかも良くなるとは期待しない方が良いでしょう。
 3~4日経っても、安静にしているのに痛みが改善しない場合や、下肢に痛みや痺れがある時には、整形外科でMRIなどやった方が安心です。

 日々の注意・・・いくら重い物を持っても、身体を捻っても、ならない時にはぎっくり腰にはなりません。逆に、少し前屈みになっただけでぎっくり腰になる事もあります。1つの症状が出る背景にはいくつかの要因があります。
東洋医学では、「内因」「外因」という考え方をします。内因というのは、体力が落ちているとか、冷え症であるとかいう、本人の側の原因です。外因とは外的な要素です。これを外邪と言います。
外邪が身体の弱った時に経絡から侵入して、気血の流れを乱すと病気になると考えます。
例えば、風・熱などが外邪です。風邪(ふうじゃ)。熱邪という言い方をします。風が吹く寒い日に疲れた身体で仕事をする。そんな時には、弱った体に乗じて風邪が侵入します。それが腰に至れば、僅かなきっかけで、ぎっくり腰になります。ですから、ぎっくり腰になるリスクを減らしていけば、予防になります。
 ●過労時の重労働は慎重に。●寒い所での作業は暖かい格好で。●冷え症の日とは力仕事には気を付けて。等 自分の体調とその日の天候や動作に気を配る事でぎっくり腰対策になります。
これからまだまだ寒くなりますので、冷え症の人や、過労気味の日とはお気を付け下さい。
  

Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 23:03Comments(0)医療・健康

2014年11月26日

腰は一身の主

  寒くなりますと、腰の痛い患者さんが増えてきます。大人になると多くの人が腰痛の経験があると思いますが、とても辛いものです。
 「腰」は「月」に「要」と書きます。「月」は身体を意味します。腰は身体の要、とても重要な部位、という事です。

 身体を使う技術では、特に腰についての注意が色々とあります。手足の動きではなく、腰を意識した動きを求められる事が多く、「腰を入れる」「腰から動く」などという事は良く聞く言葉です。面白いのは、腰の位置についての違いです。いわゆる腰、というのはベルトで囲まれた周辺の事です。ところが、太極拳などでは、腰の概念がもう少し広がってきて、腰の動かし方に関しての注意は、背中の下半分くらいまでが含まれます。
右の腰を動かして~といえば、右骨盤と右背中半分位が含まれます。これは上下肢の動きがことごとく体幹部との連動を求められる事と関係しています。「小手先の技」という表現がありますが、まさに太極拳では小手先の技ではなく、腰や背中から力を発した技が求められるからです。競技射撃の人の中には、引金を引く指の動きを身体全体でコントロールする、と言っている人もいます。手足のような末端を動かす時にも体幹を意識する事で手の動きの調整が上手くできるようです。書道でも身体の重要性を説く先生もいます。その体幹部の中でも腰は重心がある場所ですし、丹田も腰と関係の深い部位です。やはり、腰は身体の要ですね。

 以前、太極拳の練習で、腰を痛めました。当日はまっすぐ立つのも辛い状態で、1日活動することが途轍もない苦行でした。自分で鍼とテーピングをして家族にお灸をしてもらい、友人に筋肉の調整をしてもらい3日ほどで少し楽になりました。5分も座っていると、立った後は暫く腰が伸びない状態が少し続きましたが、1週間ほどで何とか無視できる程度の痛みになりました。その間もストレッチとトレーニングを継続して仕事も休まずに何とか乗り切りました。
その時の腰痛の原因は、睡眠不足による疲労と冷えであると思われます。疲れたり寒さが強い時に腰に負担がかかると、腰痛が起こりやすくなります。自分が腰痛が起きやすい状態にあると感じたら、動作や作業に注意が必要です。そして、もし腰痛が発症したら、速やかに治療を受ける方が被害を最小で食い止められます。まだまだ、これから寒くなります。ご注意下さい。  

  

Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 17:51Comments(0)医療・健康