2016年10月25日
膝の位置と方向
上肢は肘の動き、下肢は膝の動きが大切です。
例えば、定歩で体重を前後に動かす時、
初心者は前足の膝が、左右にぶれます。
熟練者は機械の様に、膝は一定の範囲で前後に
綺麗に動きます。
膝は爪先より先に出ない。
膝が前に動く時は、下腿が垂直になるまでで、
それ以上は前に出ない。
など流派により色々な注意があります。
前足の膝の位置は目安があります。
自分の前足の膝を見た時に、視線の延長線上に
前足の母趾がある事です。
首や身体を曲げたりすると条件が変わりますが、
真っ直ぐ立って、視線だけ動かして、膝と足の母趾の
位置関係を確認してみると良いでしょう。
体重を前後に動かした時にも、
膝の位置が母趾の﨑から付根位まで
何時でも同じように動いていれば大丈夫です。
膝の方向と爪先の方向が同じ、と言うのは
流派を問わず、ほぼ一般的な注意のようですが、
厳密に見ると意外と疎かにしている人が
多いようです。
神は細部に宿る、です。
Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 23:29│Comments(0)
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