2016年09月27日
護身術:暗器編 手の内
15センチ程の指圧棒のようなものに紐が付いたもの、
これが手の内と言う隠し武器です。
ちょっとみると禍々しさは無く、武器には見えません。
つまり、堂々と携帯しやすいという事です。
この棒を握り込むと拳の上下に棒が出ます。
この出っ張った部分で、相手を突いたり引っかけたりします。
紐の部分を使って、振り回したり、相手の手を絡めたりも
可能です。
手の内は、どちらかと言うと、ある程度武術の心得のある人が
使う方が効果的です。
全く武術を知らない人では、護身道具としての効果は
あまり高いとは言えません。
それでも、事前に少し訓練をすれば、非力な人でも
強い打撃力で相手を打てます。
「クボタン」という隠し武器があります。
金属やプラスチックでできている棒状の隠し武器です。
基本的には手の内と同様のものです。
最近は、スミス&ウエッソンやマイクロテックなどの
有名メーカーで、ボールペン型のクボタンが出ています。
これは、実際にボールペンなので、やたらに堅固で丈夫な
ボールペンともいえます。
一つ難を言えば驚く程高い、という事です。
お勧めなのが、下の画像にある棒です。
これは、元々指圧棒として制作販売されている物です。
ですから、携帯していても何の問題もありません。
万一職質で見つかっても、肩こりなので指圧棒を持っている
という、合理的な説明で事足ります。
この指圧棒は「オノオレカンバ」という硬い樺で出来ています。
見た目より重量もあり、木ですが水に沈みます。
万一に備える、と言うのは、いつも備えていなければいけません。
日常的に指圧棒を持っていても、便利であれ問題はありません。
こうした備えが大切です。もちろん使い方の練習もお忘れなく。
大切な事を一つ。暗器は、相手に持っている事を悟られては
効果半減です。決して暗器を見せたりしてはいけません。
秘かに出して素早く使う事が肝要です。
Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 23:51│Comments(0)
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