太極拳 個別指導 個人レッスン わたなべ TOPコンセプトはじめに初心者グループ指導内容指導者向け指導お知らせ生徒さんの声太極拳 個別指導 個人レッスン わたなべへの問い合わせ
はじめての太極拳 富士市 静岡  護身術教室 富士市 静岡  太極拳武術教室 富士市 静岡


双辺太極拳のはじめの部分です。立ち方、動き方に特徴があります。
形意拳・八卦掌の要素が入っている太極拳です。 全身の協調力を養うのに優れています。
詳細はコンセプトよりご覧ください。

2015年04月08日

太極拳とうそ発見器

太極拳とうそ発見器
 太極拳の練習の1つに 推手というものがあります。実際のところは太極拳に限らず、多くの中国拳法では推手の練習をしています。意拳も推手の練習を多くしますが、太極拳よりも攻撃的な推手です。

 太極拳の推手にも色々な種類があります。シンプルなものは足を動かさずに片手で行います。お互いの手首を触れた状態で相手の重心を動かしてバランスを崩すように、相手を押していきます。押された方は、相手の押してきた腕を柔らかくいなす様にして、力を吸収して受け流します。この時に腕の力は殆んど使いません。身体の動きと腕の纒絲勁で、相手の腕に負担をかけずに力の方向を僅かにずらして、自分の正中線から少し外れた所を相手の力が通り過ぎるようにします。押してきた方にしてみると、せっかく押したのに、暖簾に腕押しで、手応えなく自分が独り相撲をしているような不思議な感じになります。押す時には、お互いにタイミングや力の加減を変えて、相手の化勁が失敗するように工夫します。そうしたお互いの思惑は、顔には出なくても、練習を積みますと触れ合っている手首から情報が取れるようになります。目に見える予備動作は消せても、触れている状態だと、微妙な力の変化を気取られてしまいます。このように、相手に触れている所から相手の情報を読み取る力を聴勁と言います。これも、推手の練習目的の1つです。
 
 相手の腕に軽く触れて、相手がドキドキするような質問をすると、相手の動揺が感じ取れる事があります。相手の視線の動きからウソを見破る技術もありますが、聴勁を訓練すると、簡便な人間ウソ発見器になれそうです。乱用は人間関係を乱すので慎みたいところです。


同じカテゴリー(太極拳、武術関連の話題)の記事画像
バランス感覚と正中線
脳出血からの復活
表演会のお知らせ
ワークショップのお知らせ  太極拳護身術
含胸抜背の罠
太極拳ワークショップ と 武術茶話会 のお知らせ
同じカテゴリー(太極拳、武術関連の話題)の記事
 バランス感覚と正中線 (2022-10-09 23:30)
 脳出血からの復活 (2022-08-14 22:38)
 表演会のお知らせ (2019-12-18 23:46)
 ワークショップのお知らせ  太極拳護身術 (2019-09-10 23:33)
 含胸抜背の罠 (2019-08-24 23:14)
 太極拳ワークショップ と 武術茶話会 のお知らせ (2019-08-13 16:12)

Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 23:31│Comments(0)太極拳、武術関連の話題
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。