2015年03月01日
太極拳のコスチューム、日々の練習着
太極拳を始めた時、学生の頃の道場では、綿の黒い拳法着でした。ブルース・リーが着ていたような紐ボタンの服です。初めてそれを着た時には、ちょっと照れくさい様なカッコ良い様な感じでした。
今は、人前で表演する時には、レーヨンの少し派手な感じの拳法着です。ゆったりしたつくりで、手足や身体のシルエットがあまり分からないようなデザインと生地です。これを着ると2割程太極拳の型が上手く見えます。
スポーツや武術の衣装に惹かれて、何かを始めるという方もいるかもしれませんね。初めのきっかけはそんな事でも、それが縁となってのめり込む事もあるかもしれません。数年前に、表演会の為に太極拳教室の生徒さんがお揃いで表演服を買いました。お揃いと言っても、色は各自の好きな物でしたが。着てみると、かなり派手な感じでも良く似合っていました。生徒の皆は、日常生活ではまず着ないような物を着て楽しそうでした。太極拳の日々の稽古は地味ですが、表演服を着る時はちょっとしたハレの一時です。
練習の時に、それなりの格好をすると、やる気スイッチが入って良い、という方もいるかもしれません。私の場合は、プライベートな普段の練習は、普通のアスリートと同じです。夏はTシャツと七分丈のパンツ、冬はトレーナーとユニクロの暖パンです。練習場所が寒いので、寒さ厳しい時期は、最初の15分位は帽子を被りマフラーを巻いて、という重装備です。ユニクロの暖パンはとても重宝していますが、身体が温まってくると汗を吸わないのが難です。春と秋には普通のトレーニング用のパンツです。サイズや着心地でルコックが多いですが、練習着には特段の拘りはありません。あえて言えば、色がすべて黒、であることでしょうか。対人練習の時に、相手が真っ黒ですと、攻撃が見えにくいという事があります。更に、黒の軍手をしてしまうと、かなり嫌な感じになります。
本来的には、パジャマでも水着でもベストの力を発揮できるようにしないといけませんね。
Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 22:25│Comments(0)
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