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双辺太極拳のはじめの部分です。立ち方、動き方に特徴があります。
形意拳・八卦掌の要素が入っている太極拳です。 全身の協調力を養うのに優れています。
詳細はコンセプトよりご覧ください。

2015年02月05日

ひとり上手

 「いつでも、どこでも、誰とでも」
太極拳の用法や対人練習の時のモットーです。
 一人だと、とてもうまく滑らかに動けたのに、前に人が立っただけで、途端に今までの練習がどこかへ行ってしまい、ただのオジサンになってしまう事は良くある事です。極端な例ですと、表演会で入賞するような技術の方でも、そうした事がありました。
「ゆっくり軽く打っていきますから、斜めに避けてください」といって離れた場所から、一歩踏み込んで突いたのですが、見事に身体が固くなり、ぎくしゃくした動きになっていました。これは、単に練習内容の違いというよりは、太極拳をどうとらえるとかいう意識の違いによるもののようです。
そうは言っても、一人ではうまく出来ても前に人が立つと、それが好意的な仲間であっても、なかなか、滑らかな動きはできないものです。私も昔は動き始めに ぴくっ と身体が余分な反応をしたり、一部分だけが力んでしまったり、という事で苦労した記憶があります。経験と練習を重ねる事で、上下肢と体幹が同時に一瞬で動くようになるわけですが、その早い動きの陰には、ゆっくりとした太極拳の型練習が非常に貢献しています。手関節・肘関節・肩関節・足関節・膝関節・股関節・頸・・・これらの関節を七星と言ってそれぞれの関節についての教えを守って動くことが大事です。流派や伝承者によって多少の違いはあっても、似たような事はどなたも聞いたことはあるかと思います。そうした基本的な事の理解がどの程度進むかが上達の目安ともいえます。

 対人練習をあまりしない心意六合拳では、まさに 「一人上手」 が 「二人でも上手」 になるように練習していくわけですが、無論ただ回数をこなせば良い訳ではありません。ある種の意念を持ち続けていかなければ、ただのダンスに堕してしまう可能性さえあるわけなので、果てし無い回数をこなさなければならない上に、精神的にもきりきりという事で、何事も楽な道 というのは無い訳です。



Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 00:00│Comments(0)
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