朝6時の空 薄明の金星
こんにちは、太極拳稽古会・眠り猫の渡辺です。
早朝指導を週に1度していますが、日の出が少し
早くなってきました。
1月の上旬が、日の出が一番遅く、7時前頃です。
ですから、以前は6時では、まだ真っ暗でした。
今は、6時でも東の空に僅かに日の出の兆しが
見えて、周囲も薄明りで視界が少し良くなりました。
早起きのご褒美のような金星は、もうすぐ見られなくなります。
写真の建物の上でちょっと光っているのが、金星です。
太極拳の型稽古で、体重移動というのは
意外と難しいものです。初心者は、型の段取りを
覚える事で一杯です。そこで、重心は7:3で前、とか
後ろと教えていますが、厳しくは注意していません。
それをやると、段取りが覚えられなくなる為です。
モチベーションの高い方が武術として行う場合は
別ですが、太極拳の型を覚える事は、一般の方にとって
かなりのストレスなので、それ以上の難しい事は
後回しにしています。
さて、型も覚えてきて身体の動き方をより精密に
行ってもらおうと思うと、体重移動も注文が多くなります。
まず、前に出過ぎない。そして、真後ろに適切に下がる事。
特に、私の教えている双辺太極拳は前後の歩幅が
それ程広くないので、微妙な調整が必要になります。
80センチを動いて重心移動をするよりも、
40センチを動く中で重心移動と位置を調整する方が
よりゆっくりと丁寧に動かなければならないからです。
しかし、そうやって細かい訓練をしていくと、
体幹や重心移動が上手くできるようになります。
多くの内家拳は体の動きを高めて、威力やスピードを
出しています。流派により特徴はありますが、
いずれも、腕力よりも体幹操作や重心移動が
重要であることは同じようです。
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